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「ビスケット」のお話

今回は私達が携わっているお菓子について、そのカテゴリーごとの情報を連載でお伝えしていきたいと思っています!!

私達、菓子に携わるプロとして、皆さんと一緒にお菓子の知識をより深めていけたらと思います。どうぞ宜しくお願いします。

さて第1回目は「ビスケット」のお話です。

ビスケットの語源は、ラテン語の「bis coctus」で、その意味はビス(2度)・コクトウス(焼かれたもの)です。フランス語のビスキュイ、ポルトガル語のビスコイス、オランダ語のビスクヴィーもみな「2度焼かれた」という意味をもつ言葉です。

ビスケットは、バビロニアからギリシャを経てヨーロッパに広がりました。バビロニア人は1万年も昔から小麦粉を発酵させる原理を知っていたと思われます。バビロニア遺跡からは小麦粉をこねてパンを作った道具や、その様子を描いた壁画も発見されています。

遠くへ旅する時には、食料として日持ちを良くするためにパンを乾かして、もう一度焼いたものを持って出掛けたということです。

ヨーロッパに広まったビスケット。産業革命を経て、製造機械も高度化し大量生産され、一般にも普及していきました。

森永製菓様の「マリー」有名ですね。その商品名は、フランス王妃のマリーアントワネットが宮廷でビスケットづくりをさせていたことから由来しています。

日本には1543年に種子島に漂着したポルトガル人より鉄砲や、かすてらと共に伝えられたそうです。また、当時は直訳なのか、ビスケットに「重焼麺麹」という感じが充てられていたそうですよ。

はい!今日はここまで!! 主に「ビスケット」の起源、どうやって日本に伝えられてきたのか、について情報をお伝え致しましたー。次回連載では「へぇー」と、更にビスケットに関する知識が深まる情報をお伝えしていきたいと思いますので、楽しみにしておいて下さい。