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「キャラメル」のお話②

前回キャラメルの話を取り上げましたが、その続きです。

大正10年には牡蠣(かき)の煮汁に含まれるグリコーゲンを利用したグリコを、江崎利一が発売。「グリコ」におまけを封入されるようになるのは昭和2年4月、おまけを入れる小箱が乗っかるのは昭和4年のこと。これで立体的なおまけがつけられる様になります。

昭和2年には明治が「サイコロキャラメル」を発売。

そして昭和27年に発売され大ヒットを呼んだのが不二家の「ミルキー」。ミルクとバターを使用した乳菓で平べったい丸型。ワックスペーパーでツイスト包装し、16粒ずつペコちゃんの顔が大きく描かれた箱に入って20円だったそうです。ミルクが多いキャンディという意味で「ミル」と「キー」を合わせたネーミングになったそうです。

昭和29年、グリコはおまけに頼らず、大人向きのキャラメルを開発出来ないか…と、江崎社長が昭和5年に渡米した時に出会った「アーモンド」を入れる事を提案し、アーモンドグリコが誕生しました。「1粒で2度おいしい」のキャッチフレーズで昭和30年に売り出し、未知の木の実「アーモンド」が日本人に知れ渡ったのだそうです。

それから昭和44年に森永が「ハイソフトキャラメル」を発売。平成に入ると袋入りキャラメルも出て来ました。

ちなみに「ボンタンアメ」ですが、これは朝鮮飴にご当地名産のボンタンの果汁を混合して開発したものだそうです。大正15年に九州の鹿児島製菓が発祥だそうです。

「キャラメル」1つとっても奥深いですね。今回も個人的に大変勉強になりました。今日はここまで!では次回をお楽しみに~。