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スナックのお話①

先月の「ビスケット」のお話に続き、今回からは「スナック」についてのお話を連載させて頂きます!

「スナック」の語源は、中世オランダ語のスナッケン(Snacken)と言われています。「いつでもどこでも食べられる」「食事の合間につまむもの」という意味だそうです。

スナックの素材は色々ですが、

①じゃがいも系 / 生ポテトを使用したもの(ポテトチップスなど)、成型ポテトを使用したもの(チップスターやプリングルスなど)

②コーン系 / コーンフライ(とんがりコーン・ポリンキーなど)、クランチ(スコーン・チートスなど)、コーンパフ(カールなど)、トルティアチップス(ドリトスなど)

③小麦系 / (かっぱえびせんなど)

④豆類系 / (さやえんどうなど)

と、大きく分類されます。

特にじゃがいも系のスナックが皆さん馴染みあるかと思います。その原料となるじゃがいもは、北海道産が年間使用量の75%を占めているそうです。

また、ポテトチップスの起源には諸説あるそうですが、一番有力な「クラム氏の確信犯説」をここではご紹介させて頂きます。

『1853年、アメリカ・ニューヨーク州の保養地、サラトガ・スプリングスにあるムーンレイクハウスホテルに、ジョージ・クラムというコックが勤めていた。ある客が「フレンチフライが厚すぎて好みに合わない」と注文を取り消したため、クラムは薄く切って出してみた。それも客は気に入らなかった。腹を立てたクラムは、ジャガイモを紙のように薄く切り、氷水でよく身が締まるように冷やしてから、フォークで刺せないほどバリバリに揚げて客を困らせようとした。ところがこれが美味しくて、他の客も競って注文するようになった。

このメニューは、サラトガチップスと名付けられ、包装されて市販されるようにもなった。最初はごく近所にだけ販売していたが、ニューイングランド地方全体にまで広まった。更にクラムはホテルを辞めて独立し、ポテトチップスを呼び物にしたレストランを開くことになる。』

へぇ~ 実は恥ずかしながら私も初めて知りました…。とても興味深い話ですね。

その後、日本では終戦後にアメリカ進駐軍向けに生産され始めました。

…ということで、はい!今回はここまで!!次回は日本におけるポテトチップスの歴史にも少し触れてみたいと思います。お楽しみに~