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「ビスケット」のお話②

先月に取り上げましたビスケットについて、続きになります。

まず、「ビスケット」「クッキー」の違いは無いといってもいいし、国によって異なると言ってもいいのですが、本来英語圏では日本でいう「ビスケット」と「クッキー」の違いはありません。

イギリスではどちらも「ビスケット」と呼びますし、アメリカでは「クッキー」と呼びます。アメリカでは「ビスケット」を丸く柔らかいパンというそうです。

「ビスケット」はヨーロッパから東廻りに日本に伝わり、「クッキー」はヨーロッパからアメリカ経由の西廻りで日本に伝わった。だから、日本ではそれぞれが別物として考えられたのだそうです。

日本では「ビスケット」は保存食として考えられ、「クッキー」の方が高級品と思われていました。その為「ビスケット」を「クッキー」と呼ぶことは消費者の誤解を招くことになると考えられるようになり、昭和46年に全国ビスケット協会が決まりを設けました。

『手作り風の外観で糖分と脂肪分の合計が全重量の40%以上のビスケットをクッキーと呼ぶ』、これがクッキーの定義だそうです。但しこの規約は全国ビスケット協会の自主ルールであるため、協会に加盟していなければ、これに従う必要は無いようです。

もう1つ!2月28日は【ビスケットの日】と言われていますが、さてなぜでしょうか??

①水戸藩士の蘭医・柴田方庵という人が長崎留学中のオランダ人から学んだビスケットの作り方を手紙にし、1855年2月28日に水戸藩宛に送った史実が残っている。

②ビスケットの語源はラテン語で「2度焼かれたもの」の意味。

①+②より全国ビスケット協会が昭和55年に2月28日を【ビスケットの日】としました。なるほど~ 色々勉強になりますね~。

はい!今日はここまで!!次回はビスケットのお話 ついに最終回。お楽しみにー。